頭蓋骨骨折

新座市 スポーツでの怪我ならいのくち接骨院。

 

おはようございます。いのくち接骨院です。

 

頭蓋骨骨折は眉間と外後頭隆起を結ぶ最大脳頭蓋線の上下で頭蓋冠骨折と頭蓋底骨折に分ける事が出来ます(上記写真を参照)。

 

頭蓋冠骨折は直達外力により発生(高所よりの転落・硬物質の直撃)し、亀裂骨折になる事の多い骨折となります(小児の場合陥凹骨折)。

 

頭蓋底骨折は介達外力によち発生(足底・臀部をついて墜落した際に頸椎により頭蓋底が突き上げられる)し、頭蓋冠骨折同様に亀裂骨折になる事の多い骨折となります。

 

頭蓋底には脳神経や血管の通る小孔や骨の厚みの薄い部分が有り、頭蓋底骨折では骨折線がこれらの部位を取る事が多く有ります。

そのため嗅神経・視神経・顔面神経・内耳神経などの脳神経損傷の有無に注意が必要となります。

同様に前頭蓋窩骨折で見られるブラックアイ(眼鏡様皮下出血)や中頭蓋窩骨折で見られるバトル徴候(耳介後部・乳様突起部の皮下出血)の有無にも注意が必要となります。

 

移送する場合、頭部を高位とし(ショック症状の有る場合は足を上げて頭を低くする)頭部を固定し動揺を防ぎ、頭部を冷やし早急に専門医に委ねます。

 

合併症には脳震盪や脳挫傷・脳圧迫症・頭蓋内出血が有ります。