第一中手指節関節脱臼

新座市スポーツでの怪我ならいのくち接骨院。

 

おはようございます。いのくち接骨院です。

 

第一中手指節関節脱臼は母指が過伸展(背屈)・外転されて発生される事が多く(背側脱臼)中手骨頭上に母指基節骨が直立するZ字状の特有の変形を起こします(垂直脱臼)。

稀に種子骨が中手骨頭の上に乗り、基節骨と中手骨が平行となる水平脱臼になることも有ります。

この場合、複合脱臼と呼ばれ徒手整復が困難となります。

 

垂直脱臼の整復法は患指を過伸展し末梢・尺側に直圧を掛けます。

骨の移動が充分に感じられたら患指を屈曲させます。

指をゆっくりと屈曲・伸展させ整復できているか確認します。

 

手関節・母指を良肢位にして前腕遠位から母指IP関節を3週間固定します。

固定除去後も6週間まではMP関節の過伸展を行わないようにします。

 

小骨折や側副靭帯損傷を合併している場合、治療期間が長期となる事も有ります。