新座市 スポーツでの怪我ならいのくち接骨院。
おはようございます。いのくち接骨院です。
現在日本で開催されているラグビーW杯で連日熱戦が繰り広げられています。
今日はそんなラグビーで発生頻度の高い肩関節前方脱臼について書いていきます。
肩関節前方脱臼はラグビーに限らずアメフトや柔道・レスリング等のコンタクトスポーツや
スキーやスノーボードでの転倒・野球のスライディング時等に発生します。
腕を着いた際に肩関節外転・外旋・過屈曲を強制された際に多く発生します。
転倒して手を体の後ろに着いた際にも発生する事があります。
成人に多く発生し、脱臼が起こりやすい理由としては上腕骨骨頭に対し関節窩が小さい事。
可動範囲が広い事。体表面上にあり外力を受けやすい事等が挙げられます。
脱臼後は肩関節軽度屈曲・内旋位となり、上腕骨骨頭の位置異常が分かります。
初回脱臼では原則的に保存療法となりますが、脱臼を繰り返す場合(反復性脱臼)やパフォーマンスが向上しない場合は手術が適応されます。
初回脱臼年齢が若いほど反復性への移行率が高くなるので、5-6週ほど固定を行いその後リハビリを行います。
固定が長すぎると拘縮が強くなってしまいますが、短いと再脱臼のリスクが高まってしまいます。
リハビリと同時にスポーツスキルを高める事で再発予防が期待できます(肩関節内旋位でのタックル・肩甲骨の内転、下制位の習得)。
復帰を焦らず、しかっりと固定・リハビリを行い再脱臼をしっかりと予防しましょう。