新座市 スポーツでの怪我ならいのくち接骨院。
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等張性運動とは筋肉の運動形態の一つで、同じ張力で筋肉が収縮する事を言います。
等張性運動は更に求心性(concentric)と遠心性(eccentric)の二種類に分ける事が出来ます。
肘関節を例に説明していきます。
肘を曲げる運動が求心性運動になります。肘を曲げる時に肘屈曲の主導筋である上腕二頭筋の起始・停止部が近づき筋は収縮します。
筋の張力は変わる事がありません。
肘を伸ばす運動は遠心性運動となり、上腕二頭筋の起始・停止部が遠ざかり、筋は伸長します。
この時も筋の張力は一定です。
遠心性運動の方が筋に掛かる負荷が強いため、筋肥大を図る時は遠心性運動を意識しながら行うと良いでしょう。
アームカールを例にすると、肘を曲げる時は4秒・肘を伸ばす時は8秒掛け上腕二頭筋長頭に負荷を掛けます。
この様に求心性よりも遠心性運動をゆっくりと行う事で負荷を掛ける事が出来ます。
また遠心性の負荷が掛かった際に肉離れが起こりやすくなります。
ハムストリングスを例に挙げると、膝伸展時に踵着地をした際に肉離れ発生のリスクが高まります。
転倒しないよう踏ん張った際や、急に停まろうとした際などです。
損傷した筋のリハビリを行う際はまず求心性運動から行い、次に遠心性運動を。
最後に求心性から遠心性になるように複合運動を取り入れていきます。