有痛性分裂膝蓋骨

新座市 スポーツでの怪我ならいのくち接骨院。

 

おはようございます。いのくち接骨院です。

 

昨日のシンディングラーセン・ヨハン病に引き続き今日も膝蓋骨(膝のお皿)の障害について書いていきます。

有痛性分裂膝蓋骨とは名前の通り膝蓋骨が分裂している状態の事を言い、10-12歳の男子に多く発生します。

膝蓋骨が分裂していても痛みが無い事がほとんどですが、スポーツ活動により膝に負担が掛かると痛みが出ます。その為名前に有痛性と着きます。

シンディングラーセン・ヨハン病は膝蓋骨下端に症状が出ますが、分裂膝蓋骨の場合、膝蓋骨上外側に痛みが出ます。

大腿四頭筋の牽引力が繰り返し膝蓋骨に加わる事で、膝蓋骨に異常をきたし痛みが出ます。

股関節・足関節の可動域の問題。姿勢・スポーツ動作に問題が有ると大腿四頭筋に負担が掛かりやすくなります。

 

症状としては分裂部に運動中・後の痛みが有ります。また屈伸時に痛みを呈する事が多くあります。

軽症で有ればウォーミングアップやストレッチ・アイシングの徹底で練習を継続出来ます。

テーピングやサポーターでの固定も効果的です。

しかし痛みが強い場合は安静が必要となり、超音波治療で痛みの緩和を図ります。

分裂部の癒合が認められず、痛みや症状が悪化する場合は手術にて分裂部の骨片の摘出が行われます。

 

少し休めば治るかな?と楽観視せずおかしいな?と思ったらすぐに医療機関を受診しましょう!