舟状骨骨折

新座市 スポーツでの怪我ならいのくち接骨院。

 

おはようございます。いのくち接骨院です。

2日前に清宮選手が怪我をした有鈎骨(ゆうこうこつ)骨折について書きました。

今日は同じ手根骨の中で最も骨折が多い舟状骨(しゅうじょうこつ)骨折について書きます。

 

先日も書いた通り手首の所に8個の手根骨という骨が有ります。

舟状骨(しゅうじょうこつ)はその内の一つになります。

転倒し手を着いたときに手首を背屈(手の甲側に反らした状態)又は橈屈(親指の方向に手首を曲げた状態)を強制されることにより発生します。

青壮年に多く、同様の手の着き方をしても子供や高齢者は前腕の骨を骨折します。

 

骨折と気づかずに捻挫だと思い込み早期に病院を受診しないケースや、レントゲン上骨折が確認出来ないケースが多くあります。

骨折をしている場合の症状としては解剖学的嗅ぎたばこ入れ又はsnuff box(上の写真の赤丸の所)と呼ばれる個所の腫れ・圧痛が有ります。

仮にレントゲン上骨折が無くても上記の症状が有れば骨折として取り扱い固定をします。

骨の折れ方や早期の競技復帰が必要な場合は手術を選択する事も有ります。

 

舟状骨(しゅうじょうこつ)は血管に乏しく骨癒合が起こりにくい骨です。

放置していると偽関節(骨癒合が完全に停止し、骨折し離れた骨がそのままになった状態)となり手術が必要となってしまいます。

転倒して手を着いた際にこの部分に痛み・腫れが有れば捻挫だと思わずに病院を受診して下さい!!